ニューヨークに行ってるもんだとばかり思っていたら、やっぱり雲隠れだったのね。それも練馬区の安いビジネスホテルで。 部屋のフロで着替えの下着、自分で洗ってたんだって。
で、それはいいんだけどさ。
身元が判ったたのが救急車に運ばれたことがきっかけだったの。
「社長、なんでニューヨークなんて嘘ついたりすんです?」
「いやっ、悪い。・・・でも、知らなかったの、この業界の隠語?」
「・・???」
「相場で失敗したとき、近場で雲隠れすることさ」
(プッ)知らないよそんなこと。聞いたことないもんゼンゼン。 皆さん知ってます?
まっ、それはいいとしてさ。・・・なんで今日みたいな暴落の日に身元がバレるようなことすんだろうね。ホント抜けてんだから、このオヤジ。
「社長、8月はお給料もらえるんでしょうね」と、点滴姿の社長の枕元で私は鬼のように囁く。
「もちろんだよ。・・・マキちゃん、ずうっとオレのそばにいてくんないかなァ」
「あ~ぁ、社長。 そんな弱音出すようじゃ、株式相場からの引退も近いわね。」
「マキちゃん。 こうやって、ずっと手を握っててくんないかな」
「社長、追い討ちをかけて申し訳ありませんが、KF金融のUさんが伝えといてくれと」
「なっ、Uの野郎がなんて」
「すべて手仕舞わせてもらいました。詳細は退院後にと」
社長は、このブログの標題のような雄叫びをあげました。それは病院内で虐殺があったかと思われるような陰々とした響きでした。
と、まあ、そんなこんなで、まったく暗いクライCRYな一日でした。